令和5年6月6日に行われた総務委員協議会では、春日井市の所管事項についての詳細な報告が行われた。
特に目を引いたのは、本年度の市制80周年を迎えたことに関連する記念事業の進捗状況である。関係者は、先週開催された記念式典において多くの市民から好評を得たと報告した。企画政策部の長谷川達也委員は、「80周年の歴史的な瞬間が素晴らしかった」と述べ、また梶田秘書課長が式典中の国旗と市章旗の状態について改善が必要であると認識し、今後は細心の注意を払うことを約束した。
さらに自転車用ヘルメット購入費補助事業に関する質疑もなされた。渋谷市民安全課主幹は、令和4年度の実績を示し、補助対象者が7歳以上18歳以下及び65歳以上に限定されている理由を説明した。この制度は、愛知県の助成に基づき、特に自転車事故のリスクが高い世代を対象としている。令和4年度には、870件の申請があり、その内訳は若年層と高齢層に分かれていた。
令和5年度の申請状況は、5月末時点で823件に達し、年齢層別には65歳以上が572件と多くを占めていることが確認された。委員からは、今後全世代を対象とする考えがあるかとの問いもあったが、渋谷主幹は「現段階では強化対象を限定しているが、啓発活動は全世代に行う」と答えた。
各課からの報告が一通り終わり、検討事項として提起された内容については、次回の会議での継続審議が決定された。これまでの取り組みを振り返りながらも、今後の活動に活かせるよう意見交換が行われ、議長の村上慎二郎氏により閉会となった。