令和4年12月の春日井市議会定例会が11月29日に開会した。
市長の石黒直樹氏は挨拶で、補正予算について言及し、物価高騰に対応する施策を強調した。具体的には新型コロナウイルス感染症の影響により、子育て世帯に対する支援として、愛知県の給付金に市独自の上乗せを行うことで、総額2万5,000円を支給すると説明した。
この補正予算は4種類の支出補正を含み、特に経験の少ない新型コロナウイルスの影響を受け困難に直面している市民生活の安定に向けた配慮がある。石黒市長は「着実かつスピード感を持って市政運営に努める必要がある」と述べた。
また、請願第6号と第7号が提出されているが、これらはそれぞれ「選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書」と「保育士等の配置基準と処遇改善」を求めるものであり、今後の議論が期待される。特に請願第6号については、市民からの声が多く寄せられているため、採決に向けた動きが注目されている。
さらに、議案として第81号から第106号までの様々な予算案が提出された。特に第81号議案では令和4年度春日井市一般会計の補正予算が含まれ、全会一致で可決された。
特に今回の定例会では、公共サービスに関連する重要な条例改正も含まれており、今後の議事運営にも影響を与える可能性がある。市民との照合を図りながら進められる各施策が期待されるところだ。今後の議会運営において、これらの問題が審議される中で、さらなる市民の理解と協力が得られることが望まれる。