春日井市議会は令和2年9月24日、第5回定例会を開き、様々な重要な議題が取り上げられた。
特に、朝宮公園陸上競技場の進捗についての議論が目立った。8番の梶田正直議員は、新型コロナウイルス感染症影響下でも陸上競技場の完成に向けての期待を語り、議会においても進捗を強く求める姿勢を見せた。新競技場は、愛知県の公設としては第3種公認施設で、東尾張地区では初の施設であるため、地域の活性化も期待される。
一方、ふれあい農業公園の活性化についても議論された。長谷和哉議員は、昨年開園した農業公園の運営状況に触れ、特にコロナの影響下での利用状況について質問を行った。産業部長の足立憲昭君によると、来園者数は3万2千人を超え、農作物やバーベキューの人気も高まっているとのことだ。市としても、今後さらなる利用促進のため、地域住民との連携を強化していく意向を示した。
さらに、災害時の要配慮者支援に関する質問も行われた。金澤陽貴議員は、過去の災害において高齢者や障がい者に対する支援が不足していた点を指摘し、対応策の検討を求めた。総務部長の長谷川透君は、要配慮者利用施設の避難確保計画が進計画に基づいて進行中であることを説明し、評価された。
このように、様々な課題が共有され、地域住民が安心して暮らせる社会の実現に向けて、議会と行政が連携を深める重要性が再確認された。市民の要望に応える形で、一層の努力が求められる状況である。