令和6年第3回春日井市議会定例会が、7月4日に開かれ、29件の議案の審議が行われた。
主な議題は、味美小学校と篠木小学校、東部中学校のリニューアル工事に関する請負契約の承認であり、合計で約58億円の契約金額となっている。具体的には、味美小学校の建築工事について、契約金額は15億8,070万円、工事は株式会社シンエイライフが請け負うとされている。その他、電気工事や機械工事も含め、篠木小学校の建築工事は17億280万円、東部中学校の建築工事は16億8,801万500円が見込まれている。
議会では、特に第66号議案から第74号議案までの一括審議が行われ、多数の議員が意見を述べた。議員からは、「学校施設の劣化が進んでいる中でリニューアルは急務である」との意見もあった。全ての議案は全会一致で可決され、実施に向けた準備が進められることとなる。
また、議員提出の意見書「災害発生時における信頼性の高い情報連携体制の構築への支援を求める意見書」も採決され、可決された。この内容は、特に災害時の偽情報の拡散を防ぐために、政府に対して信頼性の高い情報連携体制を構築するよう求めるもので、重要性が増しているとされる。
市長の石黒直樹氏は、議会での提案に感謝を表し、議員各位からの意見を今後に活かすと述べた。また、20年ぶりとなる新デザインの紙幣が発行されたことにも言及し、経済回復への期待を示した。会議の最後には健康に配慮するよう市民に呼びかけ、定例会は無事に閉会した。