令和5年第3回春日井市議会定例会の最終日の合理的な議論が行われた。
議題には介護保険についての対応状況が含まれ,特に保険料の値上げが続くなかで,年度中に積み立てられた基金が38億8,000万円を超えている事実が挙げられた。これに対し,市民からは高すぎる保険料の値下げを求める声が上がっている。
市の関係者は、今後の第9期の介護保険事業計画策定に向けた調査を行い、必要に応じた給付見込みの見直しを計画しているとし、保険料の引き下げを検討する意向を示した。
高度なお土産の必要性を指摘する声の他,食物アレルギーへの適切な対応策もあった。特定の原材料を除去した「ユニバーサル給食」の試行が提案された。
また,長期休暇中の放課後児童クラブにおける利用時間についても改善の余地が示唆された。
公共交通の面では,デマンドバスの試行区域が好評であり,今後の移動支援策に引き続き注目が集まっている。地域における交通手段の多様化も不可欠とされ、タクシー乗車の補助制度を求める声が上がった。
今回の議会での質疑応答では、各議員から必要な支援や救済策、そして市民が抱える不安を解消する政策が求められたことが特徴的であった。特に高齢者や障がい者への支援、そして子育て環境の整備について具体的な提案が出されたことから、市は今後も支援策を強化していく意向を示した。さらに,水道水に有機フッ素化合物が含まれている問題に対しても早急な対策が求められ,市長がリーダーシップを発揮して適切な対応を決める必要があることが強調された。
議会では,今後さらに市民生活に寄与する施策が進められることが期待されている。市の職員は、適切な情報提供や施策の実行にあたることの重要性を重視していた。