令和5年第3回春日井市議会定例会が7月4日に開催され、議案の審議と報告が行われた。
この日は、様々な議案が提出され、議会運営が進められた。議長の村上慎二郎君は、全国市議会議長会第99回定期総会の結果を報告し、表彰状の伝達が行われた。
林克巳議員が在職20年と正副議長在職4年の表彰を受けた際、感謝の意を表明した。林議員は、20年間の市政への貢献を振り返り、市民の暮らしやすさ向上を目指す決意を述べた。これに対し、議場内は拍手で祝福した。
日程では、春日井市の一般会計補正予算など、計11件の議案が一括で審議された。第48号議案や第49号議案の賛否が分かれ、一部議員から懸念が表明されたが、結果として全会一致での可決が得られた。
特に、第48号議案では、市職員への手当の廃止に反対の意見が述べられた。新型コロナウイルスの扱いが変わっても、現場の実情を考慮する必要性が強調された。これに対し賛成意見も出され、新たな税制に関する改正案も審議された。
また、特定個人情報の取扱いを拡充する第51号議案については、マイナンバーの利用範囲拡大が支持されつつも、様々な懸念も指摘された。このように多様な意見が交わされ、市民目線を大切にする姿勢が示された。総じて、議会は市政発展と市民福祉向上を目指した審議が行われた。
一方で、農業委員会の委員任命や固定資産評価関連案なども議題に上り、これらすべての議案は承認された。市長の石黒直樹君は、定例会の閉会挨拶において、今後の市政運営に対する期待を寄せ、市民の健康と安全を意識した施策を進める意志を再確認した。