令和元年6月3日に開催された建設委員協議会では、6つの主要事項が報告された。重要なテーマとして、交通企画の進捗状況と高蔵寺駅周辺の再整備計画が挙げられる。
まず、交通企画の進捗状況について、森都市政策課長は、かすがいシティバスの運行管理において、路線数が4に増加し、年間の乗車人数も前年度より約1%増加していることを伝えた。また、自転車駐車場の耐震診断の結果、倒壊の危険性があることが明らかになり、高蔵寺駅周辺の再整備に向けた早急な対応が求められている。
次に、高蔵寺駅周辺の再整備について、多和田ニュータウン創生課長が報告を行った。地権者ヒアリングの結果、さまざまな事業スキームが検討される中、民間事業者との協力が重要であると強調した。また、小規模図書館や子育て支援施設など、公的サービスの導入も検討されている。
一方、河川排水課からは浸水対策の進捗報告が行われ、新川総合治水関連の午後の数値や、南下原排水路整備の具体的な取り組みが説明された。特に、熊野桜佐土地区画整理に関しては、3カ年計画が進行中であることが確認された。
上下水道事業の運営状況についても、小久保上下水道部長から厳しい運営が続く中でも経費節減に努める旨が語られ、令和元年度の事業計画が示された。また、施設の維持管理に加え、新規事業の展開に対する市の態度も伺われた。
公園管理に関しては、田中公園緑地課長がトイレットペーパーの設置に関する市民からの要望に対し、現在の対応策・理由を説明した。今後の利用状況を確認し、見直しを図る方針である。
最後に、全体として春日井市の街づくりに関する様々な課題に対して、委員の質問や意見が交わされた。地域住民のニーズに基づいた行政の対応が期待される中、引き続き市民との連携を強調しながら、事業の推進が求められている。