令和5年第1回春日井市議会定例会が開催され、市長の市政方針が示された。
市長の石黒直樹氏は、春日井市が市制を施行してから80年を迎える記念の年であることに言及し、さらなる発展への意気込みを表明した。
新型コロナウイルスの影響を受けた社会情勢について触れ、政府の対応を説明した。
また、エネルギー価格や物価の高騰について市民生活への影響を懸念し、ニューノーマルを重視した施策の必要性を訴えた。石黒市長は、令和5年度の当初予算に関して、子どもたちの育ちと学びへの支援や、安全・安心な暮らしづくりを重点に予算を編成したと述べた。
次に、定例会の会期が2月16日から3月14日までの27日間と決定された。
これに先立ち、議会運営委員長の長縄典夫氏が、参加議員全員の合意をもって会期の決定を報告した。会期中には補正予算や条例施行、報告事項などが扱われる予定である。
さらに、石黒市長は市政方針の中で、特に子育て支援の充実や教育環境の整備を強調した。具体的な施策として、保育園の整備やオンライン相談の導入に言及し、出産育児に対する支援を拡充していく方針を示した。
また、本年の実施予定の新たな子ども医療費無償化についても語られ、市民の健康と生活を支える施策が強化されることが期待されている。