令和3年6月3日に開催された建設委員協議会では、まちづくり推進部及び建設部に関する進捗が報告された。
大島まちづくり推進部長は、今年度の新たな施策として、オンデマンドバスの導入やシティバスの再編を強調した。また、JR春日井駅南東地区の市街地再開発事業や高蔵寺駅周辺再整備事業に対する地域特性に応じた整備を進める方向性を示した。
特に、UR高森台団地集約跡地等の利用については、地域住民との協議を進めることが重要であると述べ、地域密着型の都市づくりを目指す姿勢を強調した。さらに、今年度の自転車駐車場の改善についても言及され、特に高齢者への配慮が求められた。
次に、上下水道部からは、施設の老朽化対策とその進捗報告がなされた。水野上下水道部長は、水道事業における水質管理の徹底及び施設の耐震化の進行具合について説明し、浸水対策の効果を期待していると述べた。また、経済的見地からも水道使用料の改定が実施されることが報告された。
また、ユニークな取り組みとして、上下水道部のキャラクター募集に494点の応募があったことが伝えられ、市民からの関心の高さが伺えた。加えて、耐震化や不明水対策、内水浸水のシミュレーションに結果に基づいた施策の強化が求められる。このような進捗により、安全で安心な水道事業の実現を目指す方針である。
全体を通して、地域への密着と市民のニーズに応じた施策の進行が強調された。また、議員からは地域に根ざした施策の周知や自転車事故防止への取り組みについての質問があり、今後の取り組みへの期待が寄せられた。