令和元年第2回春日井市議会臨時会が、5月17日午前11時05分に開会した。
議題には、仮議席の指定や会期の決定、議長選挙等が含まれていた。議会の運営や行政に関する重要事項が次々と扱われる中、議員たちは活発に議論に参加した。
初めに、市長の伊藤太氏が挨拶を行い「市民の期待に応え、円滑な議会運営ができるよう協力をお願いしたい」と述べた。その後、議長選挙が行われた。議長に選出されたのは長谷川達也氏であり、当選後には決意表明も行った。
続いて、副議長選挙が行われ、田口佳子氏が選出された。田口氏は「議長を支え、春日井市議会の発展に尽力する」と決意を表明した。その後も、議席の指定や常任委員会委員の選任がスムーズに進行された。
また、重要な議題として市税条例等の一部を改正する内容が報告された。この改正は、地方税法の一部改正に伴う措置であり、消費税率の引き上げに合わせた特例措置が含まれていた。財政部長の加藤俊宏氏は「この改正により、適用期限を延長する」と説明した。
さらに、国民健康保険税条例の改正や介護保険条例の改正など、福祉に関する各議案も審議された。市民生活部長の野村英章氏は、国民健康保険税の減額に関し「約26.5%の方が対象になる見込み」と述べ、その影響額は約1億900万円と試算されていることを報告した。
一方、監査委員の選任に関する議案も提出されたが、議員からは法改正に基づく指摘もあり、議論が必要とされた。
臨時会は、議事を進めつつ市政に必要な最終決定を遂行し、午後2時37分に閉会した。市長は「新しい時代に対応したまちづくりや行財政運営の充実に向けて一層尽力する」と結び、今後の市政発展への期待を示した。