令和3年第2回春日井市議会臨時会が5月17日に開会した。
この日は、令和2年度一般会計補正予算など、重要な議案が提案されている。
市長の伊藤 太氏が「新型コロナウイルス感染症に対する危機感を持ち、市民の皆様の生命と安全を守るため、必要な施策を講じてまいります」と述べた。
また、同市長は「本臨時会では専決処分が求められる議案もあり、円滑な議事運営に期待している」と強調した。
総務部長の加藤 裕二氏は、「第38号議案に関して、一般会計補正予算の承認が必要である。この予算には勤労福祉会館の改修作業に関連する国の交付金が含まれている」と述べた。これに対して、議員からの質疑はなく、全会一致で承認された。
次に、第39号議案について、同氏は「春日井市市税条例の改正内容には、固定資産税に関する特例措置の廃止などが盛り込まれており、議会での同意が必要である」と説明した。
議会運営委員会委員長の梶田 高由氏は、今後の会期について「今議会は5月19日までの3日間と設定されており、各常任委員会の選任も行うことを予定している」と述べ、審議が進められた。
副議長辞職の件については、議長の友松 孝雄氏は「小原 哉君から辞職願が提出され、これを承認する意義がある」と説明し、全員一致で承認された。
また、副議長選挙については、梶田 高由氏が選出され、皆から祝福される場面が見受けられた。
続いて行われた選挙では、尾張東部火葬場管理組合議会議員、そして春日井小牧看護専門学校管理組合議会議員の選出も行われ、議会の運営が一層円滑に進むことが期待される。
伊藤 太市長は、閉会に際し「新型コロナウイルスワクチン接種の進捗を報告し、今後とも市民の生活を守るため尽力していく」、と締めくくった。議会を通じた透明な運営が求められる中、今後の動向が注目される。