令和5年6月射水市議会定例会が開会した。
本日は、議会の運営に関する重要な事項が議題となった。
議長の山崎晋次氏は開会の宣告を行い、出席議員数が21名と報告した。
この数は会議の定足数に達しており、正式に議事が開始される。
まず、日程第1として会議録署名議員の指名が行われた。
議長が金賢志氏、中川一夫氏、吉野省三氏を選定し、署名議員に指示した。
次に、日程第2に移り、会期の決定が議題に上がった。
議長は会期を本日から6月30日までの19日間に決定する旨を提案したところ、議員から「異議なし」との意見が出た。
会期が正式に決定後、日程第3において市長の提案理由の説明が行われた。
夏野元志市長が登壇し、台風2号や梅雨前線による大雨で被災された方々へのお見舞いを述べると共に、災害への備えの重要性を訴えた。
市長は、ハザードマップの確認や「マイ・タイムライン」作成を市民に呼び掛けた。
また、経済情勢に関しても言及した。
内閣府の月例経済報告によると、景気は雇用・所得環境の改善により緩やかな回復が期待されるが、海外景気の影響などリスクも存在すると説明する。
市長は物価高騰と経済回復に向けた国の施策を紹介し、射水市における最新の施策について詳細に述べた。
市長は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、影響を受ける事業者への支援や消費喚起事業を提案した。
これらの施策は市民生活を守るための重要な取り組みであると強調した。
さらに、射水市の教育環境や農業振興についても言及した。
教育振興基本計画の新たな策定に関する取り組みや、農業分野での輸入依存度の高い麦・大豆の安定供給に向けた支援策も説明され、地域活性化に向けた姿勢が示された。
最後に、市長は文化財の保存や公共施設のマネジメントについても触れ、地域の未来へ向けたビジョンを市民と共有する意義を述べるとともに、議題に上がった他の議案の概要を報告した。
市長は慎重な審議をお願いし、この日の議事は終了した。
次回は6月16日に開かれる予定であり、議案質疑や代表質問が行われることとなっている。