令和4年第5回議会定例会が開催され、様々な重要な議題が取り上げられた。注目すべきは、子育て支援と感染症対策としてのマスクの着用についてである。
どちらのテーマも市民の生活に密接に関連しており、議論が活発に展開されている。一般質問において、鍛治恵巳子議員は特にマスク着用の必要性や子供に与える影響について言及した。感染症が終息していない現状を踏まえ、マスクの着用についての見解を聞いたところ、健康医療対策課の坂越順子課長は、国の方針に従いマスク着用を市民に呼びかけているとのこと。特に屋外でのマスクの着用は原則不要との情報を市民に周知し、適切な感染予防策を講じていると説明した。
また、議員からの質問に対しては、「健康面に配慮し、マスクを必要に応じて着用すべき」との答弁があり、他の対策と併せたアプローチが重要であることが再確認された。
続いて、子育て支援についても言及があった。新生児聴覚検査の受検率が高いことが報告されたが、公費負担についても議論があがった。藤岡美津子子育て支援課長は、地域によって異なる出産費用の実情を指摘し、全ての新生児に対して十分な支援が必要であると述べた。公費で受けられる環境が整えられることが求められている。
更に、子供の健康被害や成長に対する影響についても説明され、保育士は子供の体調面を十分に考慮して柔軟に対応していることが強調された。子供たちの成長において、マスクの着用は一因として指摘され、今後も慎重に取り扱う必要があるとした。
また、紙おむつの処分についても問題提起がされ、各保育所の対応に差があることが懸念された。市民からの意見を受けて、改善策を講じる必要があるという認識が確認された。市が積極的に支援を行う姿勢が求められている。
最後に、公共交通の現状についても議論され、江津市における移動手段の整備状況が報告された。石見交通の運行状況や生活バスの利用実績が数字で示され、地域密着型の交通サービスがいかに重要かが改めて強調された。一方で、タクシー業者との連携や生活バスのダイヤ見直しについての検討も必要との指摘があった。
様々な側面から市民生活の向上を図るための議論が行われた今回の定例会では、市の政策が市民のニーズに応えるものであることが求められている。