令和5年第2回定例会が行われ、市民クラブの植田圭介議員が地域医療存続と公共交通に関する質問を行った。
議会の主要なテーマとして、江津市内における生活バス利用の減少が挙げられた。特に桜江地域では利用者数が低迷しており、利用しにくいとの声が寄せられる。「今後、地域公共交通計画見直しを求める意見が多いため、市としての取り組みが重要である」「具体的な実施内容や他の公共交通との接続について検討を進める必要がある」と述べた。
さらに、タクシー利用に関しては、高齢者の免許返納に伴い、受け入れ体制の強化が求められる。特に後期高齢者の対象拡大や救急医療サービスの維持を念頭に、地域公共交通の推進が必要だとの意見もあった。
加えて、帯状疱疹ワクチン接種の助成についても言及され、市民からの要望が強く、健康を守る施策として重要視されるべきと強調された。健康医療対策課の坂越順子課長は、「周知については、広報などで情報提供をしっかり行う」と語った。
議会は、済生会江津総合病院への補助金が、地域医療を維持するための重要な施策であるとの認識を示した。特に救急医療や周産期医療の機能を維持するため、市としてできる限り支援を行う考えが示された。