令和元年6月19日、江津市において令和元年第1回議会定例会が開催された。
出席議員の中には、坂手洋介議員や植田好雄議員などが名を連ね、さまざまな議題が議論された。中でも特に注目されたのは、後期高齢者の医療費窓口負担に関する請願である。この請願は、市民の医療費負担を軽減するための重要な施策を求めるものであり、議論の中では「高齢者の医療費負担を減らすことは喫緊の課題である」との意見も出された。
また、選挙管理委員会委員及び補充員の選挙も本議会の重要な議題であった。議長は選挙管理委員会の構成に関し、「市民からの信頼を得るためにも、適正な人材を選出することが重要である」と強調した。議会は議長による指名を受け入れ、選挙管理委員会の新メンバーを決定した。
副市長の選任についても大きな関心が寄せられた。市長の山下修氏は、新副市長候補の藤田裕氏について、その業務の実績と人望を評価し、「次の市政運営に必要不可欠な存在」と述べた。支持を受けた副市長候補の選任においては、議会からの質疑応答もなく、質の高い公私の担保が求められた。
一般質問では、植田議員が市長の市政運営について質問し、知事選の結果を受けた市の立ち位置について問う場面もあった。市長は「新たな知事とは柔軟な関係を築き、市政の発展に寄与したい」と述べ、これからの連携に意欲を示した。質問の中では、子ども医療費の助成制度や、子育て世代を支援する施策が重要視される一方、福祉施策へのさらなる投資が求められた。
さらに、森川和英議員が江津市立地適正化計画の運用についての質問を行い、地域社会の維持や福祉施設の充実について意見を求めた。市政府は"地域密着型の社会づくり"を目指し、住民参加を重視する方針を示した。