令和5年第3回江津市議会定例会では、市政運営に関する重要な議題が審議された。
本定例会は2023年9月1日に開会し、会期は9月25日までの25日間に決定した。この会議には、出席議員全16名が参加している。議題としては、教育委員会委員の新任や消防団員制度に関する条例改正、各種補正予算案など多岐にわたる内容が提出された。
特に、江津市の地域雇用活性化推進事業について、中村市長は運営する江津地域雇用創造協議会との連携を強調し、この事業が企業の人材確保やデジタル化を見据えた取り組みを進めることを目指していると述べた。具体的な支援として、求職者のスキルアップやマッチング支援が含まれる。
また、市長はペーパーレス化の取り組みを紹介し、市議会においてもタブレットを利用した議会活動を実現させる計画が進行中であることを示した。これにより、地域におけるデジタル化をさらに進める狙いがあるとされる。
さらに、9月議会での新型コロナ感染症対策などを含む補正予算についても言及された。これには新しい交通手段の確保を含む物価高騰対策や感染症対策が盛り込まれており、支援が求められる分野に対する財政的な配慮が見られる。
議案第41号の工事請負契約の締結に際しては、住宅建設に関する必要な改修が含まれ、特に市営住宅については新設される団地への身体障害者用駐車場の整備に関しても触れられ、地域の福祉環境に能力を持たせる施策が考慮された。また、今後は江津市の多様な課題を解決するため、他の自治体との交流を進めていく方針も示された。
最後に、令和4年度の決算報告がなされ、全体的に黒字決算であることが確認された。市の重要課題として、人口減少対策が位置付けられており、今後の施策展開の基礎となる。議会の皆様には引き続きの協力を求めながら、江津市が目指す方向性を示していた。