令和3年第2回江津市議会定例会が開催され、重要な議題が討議された。
議長の森脇悦朗氏が午前10時に開会を宣言し、次いで議事日程に沿って進行した。本定例会は令和3年3月2日から3月19日までの18日間を予定されており、議事が進められた。
施政方針では山下修市長が新型コロナウイルス対策について言及。ワクチン接種体制を整えるため、専門部署の設置や医療機関との協力体制の構築を進めていることを周知した。市長は、ワクチン接種に関連する経費は計1億4,300万円余を見込むとのこと。
また、コロナ禍において疲弊する市内経済への支援策として、追加の持続化応援金を提案する意向も示した。さらに、地方創生や有福温泉の再生など、地域の活性化を図る施策も取り上げられた。特に温泉街の再生では、宿泊業や飲食業の新規参入を所得することで、地域経済の活性を図る構想が紹介された。
議案では、様々な条例の改正が取り上げられた。江津市ふるさとづくり寄付条例の改正により、寄附金事業に必要な経費に充当可能となる見通しが示されたことに対し、多田伸治議員から「寄附の意図とは異なる用途に充てることの理解をどう得るか」が問われた。
また、学校教育の更なる推進に関する議案紹介も行われ、特に新型コロナウイルス感染症に関連する教育現場での取組や、GIGAスクール構想に基づくICT環境の整備についても発表された。
最終的には、令和3年度の一般会計予算案が150億1,700万円であることが報告され、前年対比で15億3,800万円の減少が見込まれている。これは主に新型コロナウイルスによる影響を反映している。