令和4年第5回江津市議会定例会が開催された。議事は、会議録署名議員の指名や会期の決定から始まった。今回の定例会の会期は12月19日までの18日間と決定した。
議題の中で特に重要なのは、複数の条例案が議題に上がった点である。議案第55号では、職員の定年年齢を段階的に65歳まで引き上げる条例の改正が提案された。これに伴い、議案第56号では地方公務員法に関する関係条例の整備も行われる。
また、議案第57号では高齢者部分休業に関する条例の導入が審議される。高齢化社会に対応した制度整備が模索されている。このような背景の中で、江津市は新しい取り組みを進める重要な時期を迎えているとされる。
さらに、議案第64号では選挙運動用自動車の使用に関する条例の改正が提案され、公職選挙法に沿った対応が求められている。これによって、市民の選挙に対する理解と参加を促進する意義もある。
市長の中村中氏は挨拶で、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、安全で安心な日常生活を送るための協力を確認した。接種率は県平均を上回っており、今後も接種促進を続ける姿勢を表明。
特に重点を置いていたのは物価高騰に対する対策であり、地域応援券事業などによる地域経済の活性化が進められようとしている。これにより、江津市民の生活が少しでも支援できるよう努めていく意志が示された。
議案第68号から第72号では、さらに詳細な補正予算が審議されている。この中には耐震対策や施設管理経費なども含まれ、効率的な資源分配が求められている。
次回の定例会では、これらの議案が承認されることで、江津市の今後の施策がより具体的に進展することが期待される。市が進める取り組みが市民の生活向上につながるよう、引き続き議会での審議が重要となっている。