令和3年第4回江津市議会定例会が9月1日に開幕した。
会期は24日間と決定され、議長は市内の災害被害について述べた。
特に今年の夏に発生した豪雨による影響が市民生活に与えた痛手を強調。今後の復旧策に全力を挙げる姿勢を示した。
山下修市長は、学校医や保育所医の報酬を引き上げる提案があり、賛同を集めた。
具体的には、学校医、学校歯科医及び保育所嘱託医の報酬年額を66,500円から78,000円に増加。数字の背後には、市の教育機関への理解が深まる期待がかけられている。
また、同人権擁護委員候補者として、山縣雄二氏、濵岡律子氏、服部恭子氏が推薦され、全員が人権問題への深い認識を持つと評価された。こちらも全議員の賛同を得て、スムーズに議論が進行した。
市長は、令和3年度一般会計補正予算についても触れ、今後の見込みや新型コロナウイルスに関連する施策について説明。特に、補正予算の主な使途として、感染拡大防止や早期復旧策を挙げ、2億2千万円の支援が必要とされる見通しを示した。
一方、多田伸治議員は、国民健康保険の減免措置について課題を提起し、現行の減免基準が十分でないと主張。経済的影響が続く中で、市民への情報提供や支援が不十分であると指摘した
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今後は新型コロナウイルス感染症への対策と共に、災害から復旧するための具体的な方針を策定する必要があるとの意見が引き続き聞かれた。市民生活への影響を最小限に抑えるため、市全体の組織力が試される局面となっている。