令和4年3月7日に開催された令和4年第1回江津市議会定例会では、複数の議案及び請願が審議された。特に、予算に関する議案は市民の生活に直接影響を与えるものであるだけに、慎重な審議が行われた。
議案第20号における一般会計補正予算は6億430万円の増額を提案し、予算総額182億518万円となる。財政課長の山中祐二氏は、一般会計補正予算案が各事業の実績見込額を反映したものであると述べ、特に公債費負担の軽減を図るための市債繰上償還も視野に入れていると強調した。
次いで、国民健康保険に関する議案が続いた。議案第21号および第23号では、保険事業の特別会計補正予算について審議され、歳入歳出それぞれの増額が報告された。特に国民健康保険診療所事業特別会計では、歳入が227万4,000円に減少する見込みであり、その背景には診療収入の減少が潜んでいる。これは、社会的な経済情勢に大きく左右されている。
また今回の議事日程では、中学生までの医療費助成についても話題となった。統計によると、医療費無料化が進む中で市民の要望が高まり、江津市でも18歳までの医療費無料化の実現について議論される必要があると提案された。事務局は、貧困家庭への経済的支援の必要性を認識しており、議会においても今後改善策を進める方向が示唆された。