令和4年3月8日、江津市にて第1回定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。重要なテーマの一つとして、ロシアによるウクライナ侵略とその影響についての決議が可決された。
会議では、市議会からロシア政府に対し、即時の攻撃停止を求める決議が採択され、参加者からは国際平和の重要性が強調された。
また、一般質問では、新市建設計画に基づく地域振興や松枯れ対策など、多岐にわたる質問がなされた。特に、養豚場建設について住民からの懸念が示され、環境保護や排水基準の遵守が求められた。市民生活課の小瀧陽夫市民生活課長は、養豚場からの排水は法定基準に従い、県への届出が必要だと述べ、安心感を提供した。
松枯れ問題に関しては、農林水産課の国沢精一課長が、松枯れが進行している地域について対応策を講じていると報告した。海岸保全や地域の安全対策にも言及され、特に江の川流域の管理状況が説明された。
次に、有福温泉の振興計画に関する報告があり、観光庁の補助金を受けて進められている再生事業が説明された。市としては、温泉地のブランド化や地元資源の活用に取り組むことで、観光客の増加を目指している。
さらに、江津市立地適正化計画に関しても議論が行われ、特に江津東地域の人口減少が懸念された。市の担当者は、地域活性化に向けた具体的な施策を今後検討していく方針を示した。