令和2年第5回議会定例会が、9月8日午前10時に開議された。
議事では、まず「監査委員の選任について」が討議された。この案件は、市長の山下修氏が、去る9月1日に辞職願を提出した監査委員・石橋孝義氏の後任として、「藤田厚氏を選任する」と提案。質疑は行われず、討論の後、起立全員で賛成となり、藤田氏の選任が決定した。
次に、「地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について」が議題に。全員協議が行われた結果、総務民生委員会に付託されることが承認された。
続いて行われた一般質問では、特に熱中症対策や防災、子どもたちの教育環境について多くの質疑が行われた。まず多田伸治議員は、7月の災害時の避難について、避難指示に対する反応の鈍さを指摘。市の防災における日常的な協力、避難訓練の必要性を強調。これに対し、佐々木章夫総務課長は、「自主防災組織の防災訓練の重要性を認識し、地域の協力が不可欠」と述べ返答した。
さらに、コロナ禍における学校生活やGIGAスクール構想に基づく1人1台端末の導入についても言及。坂手洋介議員からは、ネットワーク整備や教育方針についての質問が相次ぎ、竹内修二学校教育課長は、「学校現場でのタブレット台数を増やし、授業の質を向上させるため規模を徐々に拡大し、学校のICT化を進める」との意向を表明した。