令和2年9月9日、江津市で行われた第5回定例会では、子育て支援や豪雨災害の影響、地域振興策など様々な重要な議題が取り上げられた。
最初の議題では、子育て支援について多くの議員が意見を交わした。特に「鍛治恵巳子議員」は、第2期子ども・子育て支援事業について強調し、地域における子育て世代への支援は重要な課題であると訴えた。具体的には、産前教室や妊婦向けの支援事業の進捗などを詳述した。中川子育て支援課長は、地域全体で子供の成長を支援する意義を説き、計画に基づく施策の推進を約束した。
また、豪雨災害も大きなテーマとして議論された。「藤田厚議員」は、7月に発生した豪雨の影響や過去の災害に関するデータを基に、安全対策の強化を求めた。特に江の川の治水対策について、早急な堤防整備とともに地域住民の安全を確保する必要性が唱えられた。佐々木総務課長は、被害実態や防災体制について具体的な数値を挙げ、今後の対応の重要性を説明した。
新型コロナウイルス感染症に関しても明確な対応が求められた。市民の生命と健康を最優先に考慮する中で、市の医療機関における体制や情報伝達に関する課題が浮き彫りとなった。室健康医療対策課長は、感染症に対する医療体制を整える計画を述べ、住民へ必要な情報提供を行っていくと強調した。
最終的に、地域振興策やUターン、Iターンを促進するための取り組みも議論された中川地域振興課長は、定住希望者への支援策を説明し、今後の地域振興に向けた具体策やアイディアを提案する重要性を訴えた。議会の各議員が、住民の視点での提案を交わしながら、さまざまな施策の実行へ向けて意見をまとめていく姿勢が印象的であった。その中で、住みやすい環境づくりや地域の存続を目指す意義が再確認された。