令和2年第2回江津市議会臨時会は、6月4日午前10時に開会した。
新型コロナウイルスの影響を受け、緊急経済対策が重要な議題となっている。
その中で、議案第41号の国民健康保険条例の改正について、市民生活課長の小瀧陽夫氏が「新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者に対して保険料減免の特例規定を設ける」旨を説明した。この改正は、県全体で同様の規定が実施される中、迅速な対応が求められる。
また、議案第42号では、令和2年度の一般会計補正予算が提案され、新型コロナウイルスに対する対策強化が図られる。
財政課長の溝田ともえ氏によると、歳入歳出ともに約1億8,392万円を追加し、予算総額は191億7,346万8,000円になると述べた。特に、農林水産業費や商工費に対する支出が目立ち、約1億4,000万円の支援金が計上された。
また、意見書では新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民への更なる支援の必要性が強調され、市議らの賛同を得て可決された。議長の森脇悦朗氏は、この意見書提出について「緊急を要する事案である」と述べ、全議員が賛成したことが報告された。
さらに、江津市では新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業等に対する支援が必要とされている。商工観光課長の三木和彦氏は、支援金を給付する対象が700件ほど見込まれ、実際の給付金の影響を考慮して運用にあたる方針を示した。