令和3年6月16日、江津市で行われた第3回定例会では複数の重要な議題が取り上げられた。特に、学校における熱中症対策とGIGAスクール構想が多くの関心を集めている。
まず、熱中症対策については、1番坂手洋介議員が質問を行った。坂手議員は、コロナウイルス感染対策と熱中症予防の両立について懸念を示した。特に、通学時や校内生活でのマスク着用の必要性と、それに伴う熱中症のリスクについて指摘した。「夏期の通学に関して、マスクを外す指針が出せないか」と質問を投げかけた。中川稔学校教育課長は、通学時には人との距離を確保できる場合、マスクを外すよう指導する方針を示したが、今後、教育委員会として具体的に指導していく必要があると認識していると回答した。
次に、GIGAスクール構想についての進展も報告された。この構想により、江津市内のすべての小・中学校の児童・生徒に1人1台のタブレット端末が整備され、教育のICT化が進展しているとのこと。教員への研修も進められており、特に教員にとってのデジタル機器との付き合い方の習得が鍵となるとされた。