令和2年第5回江津市議会定例会が開催され、主要議案が審議された。
本日は会期の決定や執行部から提出された議案についての説明が中心となっている。会議では、山下修市長が先日の大雨による災害について謝意を表明し、その後の復旧対策についても説明を行った。
市長はまず、被災者への心情を述べ、「一日も早く安定した生活が戻るよう、復旧に全力を尽くす」と述べた。また、被害状況については、床上浸水や床下浸水の件数を挙げ、特に農地への影響も懸念されることを強調した。
さらに、新型コロナウイルスへの対応も盛り込まれた。市長は特別定額給付金の給付状況を報告し、99.7%の給付率を達成していることを明かし、未給付者への対応を続けると強調した。
議案の中では、江津市手数料条例の一部改正案などが登場し、その詳細が審議された。
教育委員会委員の任命議案についても、佐々木勝二氏の任命が提案され、教育分野での識見を評価されている。市長は「次世代を担う子どもたちに質の高い教育を」と抱負を語った。
また、議案第53号から第59号の補正予算に関して、財政課長からの説明が行われ、特に新庁舎建設や公共施設の維持管理費の増額が目立った。これにより、市の予算総額は213億9,821万5,000円に達するという。
さらに、江津邑智消防組合議会や浜田地区広域行政組合議会の議員選挙についても進行し、各議員の任命が行われ、選挙の結果は全員の賛成で確認された。復興や地域活性化に向けた決意が新たにされる一幕もあった。