令和5年度寄居町定例会が3月13日に開かれ、多くの予算案が審議された。
主要な議題は、令和5年度寄居町一般会計予算や各特別会計予算であり、特に寄居町の一般会計予算は、地域住民のニーズに応えるために引き上げられていることが強調された。町長の峯岸克明氏は「予算を地域の皆様の意見を反映させて算出した」と述べた。また、一般会計予算案では、住宅改修資金補助金が延長され、これにより約120件の事業が対象に選ばれた。但し、住宅改修資金800万円は各家庭の改修に役立つ重要な施策であり、町民の理解を得ることが重要であるとも述べた。
また、委託料としては、アライグマ等外来野生生物捕獲業務や森林体験イベント運営が計上されており、地域農業への影響や野生動物との共存の重要性が語られた。特にアライグマは増える一方で、町民にとっての危険因子ともなっているため、捕獲活動が期待されている。
さらに、寄居町は健康推進活動として様々な新規事業を検討しており、乳幼児や子育て世代向けの健康教室を開く計画がある。これには商工会との協力も必要であり、町の各イベントにおいて町外からの参加も促進されている。
観光面においては、中心市街地活性化推進室が新たに補助金を設け、地元の商業事業者に対してイベントの支援を行うことで、地域の賑わいを生み出す考えである。これに対しても、町の初期活動を拡充し、地域住民が主体的に関わるイベントを重視する必要があるとの意見が出た。
議会は様々な委員会での意見を通じて、町の発展に向けた議論を引き続き進めることが求められた。