杉戸町の令和6年第1回定例議会が3月18日、最終日を迎えた。約35日間で重要な議案が審議され、多くの発言が飛び交った。主要な質疑や意見交換が議論され、各委員会の報告が続き、最終的に複数の議案が可決された。
まず、総務建設常任委員会の報告では、議案第16号、杉戸町議会の公務災害補償条例の改正が挙げられた。委員長である宮田雄一議員は、改正案が質疑を経て全員賛成で可決されたことを強調し、補償の基準額についても新たに定めることが合意されたと報告した。
続いて、情報公開条例の改正に関連し、上田聡議員からは反対意見が示された。内容としては、行政機関の恣意的な判断で情報公開が制限される恐れが指摘された。また、高齢者医療など、福祉に関連する予算についても賛成意見とともに、さらなる充実を求める声が上がった。
一方、議案第24号の一般会計予算は反対多数で否決され、否決理由には扶助費の急激な増加が取り上げられ、必要な事務経費の確保策について真剣な議論がなされた。
また、ケアマネジャーの取扱い件数の見直しについても審議が重ねられ、業務負担が増える懸念に対する反応が見られた。特に要支援者を圧縮して非課税世帯への負担を減らす態度が賛否を分けた。そして、保育士の待遇改善策や子育て支援の強化も熱心に議論された。
最後に、町長の挨拶があり、全ての議案に対して迅速な執行を行うことを約束した。本議会では、各議員が地域住民の声を重視している様子が伺われた。今後の取り組みにも期待がかかる。