令和4年第1回杉戸町議会定例会が開催された。町長からの追加提出議案の報告があり、具体的には、杉戸町立広島中学校体育館の大規模改造工事に関わる工事請負契約の締結のための議案が上程された。また、令和3年度の一般会計補正予算案についても説明があり、合わせて318万5千円の補正額が提案されている。これらの議案については後日、審議が行われることになる。
一般質問では、複数の議員が町政に対する疑問を提起した。特に平成1年度以降の成人式については、成年年齢の引下げを受けて町は20歳を対象とした成人式を続ける方針を確認した。名称も現在検討されており、今後式典の際に正式決定される運びとなる。
また、消費者教育に関する取り組みが問われ、学校教育内での消費者の権利や役割についての指導が進められていることが明らかにされた。特に、社会科や家庭科でのプログラムが整備され、児童生徒は身近な消費生活を通じて学びを深めている。
郷土資料館の設置についての計画は、現状では具体的な議論は行われていないが、町の歴史を詳しく展示することの重要性が再確認され、特に先人たちの功績を後世に伝えたいとの声も上がった。町としては、今後財政状況や政策の優先順位により検討を進めていく意向を示している。
さらに、公共施設への再生可能エネルギー導入に関する発言もあり、特に太陽光発電の設置状況が説明された。現状は杉戸第二小学校、高野台小学校、泉保育園の3施設で、自家消費が主であり、今後の事業展開が期待されている。33社が連携し、今後も新たな発電体制や地方財政措置を活用するか、議論を続ける考えが示された。
このように、様々な観点から町の今後の運営が議論される中、議会は延会となった。