令和2年第5回杉戸町議会定例会が12月2日、開催され、新たな議案や質問が議題に上がった。
今回の会議では、「杉戸町総合振興計画基本構想及び前期基本計画の訂正について」具体的には、政策財政課長の横井啓至氏が、前期基本計画の中での一部誤りを修正することを述べた。誤りの訂正点として、ファミリー・サポート・センター利用件数の基準値の訂正があった。
続いて、一般質問が行われ、森山哲夫議員は、新型コロナウイルスの感染症対策について質問をしました。具体的には、PCR検査センターの累計検査数や診療・検査医療機関の指定状況、感染拡大を抑えるための町の取組について詳細に述べており、特に、無症状感染者への対策を強調しました。これに対し、知久伸二健康支援課長は、11月30日時点でのPCR検査センターにおける累計検査数が1,258件であり、最大検査数は36件であると説明。
また、商工観光課長の新井友和氏は、中小事業者の支援策について述べ、コロナ禍で経済が打撃を受ける中で、5321件の飲食店支援と711件の給付金支給を実施していることを報告しました。
さらに、英語教育に関する質問もあり、丸尾環学校教育課長が、新学習指導要領に基づく取り組みや、英検取得への支援策を説明しました。各教育機関では、特別支援教育の導入の必要性も指摘されており、特に発達障がい児への対応についても充足が求められています。
今後は、「杉戸町を育てるまち」として、町の未来を描く方向性やその実現に向けて、町民との協働の重要性も提唱されていく見込みです。地域資源を活かしたまちづくりや、地域経済の活性化に向けた取り組みが期待されています。