令和5年10月2日、杉戸町で行われた定例議会では、決算特別委員会の報告や複数の議案が審議され、採決に至りました。
特に注目されるのは議案第42号の令和4年度一般会計歳入歳出決算の認定に関する討論です。反対討論では、上田 聡議員が旧杉戸小学校跡地活用についての問題を指摘しました。公民館の廃止に伴う社会教育事業の損失や、民間事業者による商業機能の入居が期待通りでない件を挙げて、町の財政運営について疑問を呈しました。さらに、高齢者支援策の不十分さに触れ、施策の拡充を求める意見も表明されました。
賛成する議員の中からは、大橋 芳久議員が提案の実施に向けた取り組みや収支に対する評価を行い、今後の施策への期待を示しました。
また、教育厚生常任委員会の審査報告においては、放課後児童クラブに関連する議案第53号が討論されました。職員の処遇改善を求める意見も上がり、安定した運営の必要性が議論されました。
その後、議案第48号の令和5年度一般会計補正予算についても質疑が交わされました。特に、低所得世帯への支援給付金の追加が報告され、その根拠となる世帯数の見直しや支給方法についての説明がありました。
議会は、これらの議案についての質疑を経て、ほとんどの提案が賛成多数で可決されました。最後に、町長からは感謝の言葉と今後の施策の展開に向けた決意が示され、議会は終了しました。