令和3年第4回杉戸町議会定例会が開催され、教育や安全に関する主要な議題が取り上げられた。特に、町立小中学校の再編や通学路の安全確保、ワクチン接種の促進が焦点となった。
会議では、2番議員の上田聡氏が町立小中学校の再編について質問した。特に、児童生徒に対するアンケートの実施が提案された。上田氏は「児童生徒の通学に関する意見を聞くことは大切である」と強調した。教育次長の赤石二郎氏は、過去のアンケートにおいて保護者からの意見集約を優先した理由を説明したが、上田氏は子どもたちの権利を無視しないよう求めた。
また、通学路の安全確保についても話題に上った。教育次長は、町立幼稚園や小中学校において陽性者が確認された事例を報告した。特に危険箇所が69か所あることを述べ、交通安全対策として対面で座らないように配置することやパーテーションを設置することを述べた。
坪田光治議員は、ワクチン接種の促進について質問しました。特に、若者へのワクチン接種が進まない現状を踏まえ、啓発策の強化を求める発言があった。健康支援課長は、正しい情報を若者に発信する重要性を強調し、接種体制の充実を図るとする考えを示したが、より具体的な施策についてはまだ明確な回答がなかった。
議会では、放課後児童クラブの密状態についても問題視された。上田聡議員が「密を解消すべき」と述べ、施設の増強や改善策を提案した。教育次長は感染対策を継続しつつ、密閉の解消策として空調機器の使用を挙げたが、上田議員はさらなる工夫を求めた。
最後に、町長はコロナ対策の継続に意欲を示したが、町独自の支援策の必要性については議論が続くと予想される。 これらの問題に関して、今後も議会での議論が求められている。