令和6年2月19日、杉戸町議会において多くの課題が討議され、特に学校給食に関する提案や消防団の再編成について注目が集まった。学校給食に杉戸町産の野菜を積極的に使用する方針が述べられ、町長は「新鮮で安心な農産物を提供することが重要」と強調した。さらに、他自治体の成功事例を参考に、地場産物利用に向けた取り組みを進めることが示された。
また、保育園に関しては、決定通知の発送タイミングが遅いことへの改善が議論された。現状は、保護者の不安を和らげるために、通知を早期に発送する必要があるとし、町の対応に期待が寄せられた。子育て支援課の報告によると、町では新たな保育士確保策も実施されており、質の高い保育を提供する意欲が表明されている。
消防団については、現在の編成が現実に合っていないという懸念が示され、人口減少を背景に再編成が求められた。危機管理課は、団員の減少に対応するため、地域との連携を強化し、研修の実施を促進する姿勢を明らかにした。また、新庁舎整備に関しても、町長は現庁舎の老朽化や安全性についての問題を挙げ、建て替えの必要性を強調すると共に、町民の意見を踏まえた進行が重要であると述べた。これらの議論は、地方自治体としての責任を深めると同時に、住民の参画を促進するものであった。