令和3年3月17日、杉戸町議会は第2回定例会を開催した。
この議会では、令和3年度の予算に関する重要な議案が審議され、多数の委員会報告や議案が採決を経て可決された。
まず、総務建設常任委員会の伊藤美佐子議員は、議案第9号である「杉戸町都市公園条例の一部を改正する条例」に関し、利用実績の報告を行った。特に、屏風フットサルパークの利用実績が予想を上回り、141%の収入率を達成したことを強調した。
また、教育厚生常任委員会の審査報告では、議案第11号の「杉戸町国民健康保険税条例の一部を改正する条例」に関して、所得に基づく影響を説明し、限度額超過世帯数の減少が見込まれる旨が述べられた。この改正により、医療関連の歳入が減少する可能性が指摘された。
さらに、予算特別委員会では、令和3年度一般会計予算が概ね賛成多数で可決されたことが報告された。本会議中に資金調達の必要性についても言及され、特に新型コロナ禍での支援の拡充が求められた。
閉会前には、議会議案第1号である「杉戸町議会会議規則の一部を改正する規則」が全員の賛成により可決され、新たに出産や育児に配慮する欠席理由が明文化された。また、仁部前崇議員からは「安全・安心の医療・介護の実現に向けた意見書案」が提案され、これも賛成多数で可決された。
町長の古谷松雄氏は冒頭において、議員の皆様の協力に感謝を示した後、2021年6月の町長選挙に立候補する意向を明かした。今後の課題として新型コロナ対策の継続や重要施策の進行が挙げられた。