令和2年12月1日に開催された杉戸町議会では、町の重要な施策について多くの議論が交わされた。
その中でも、「エコ・スポいずみ」や子ども会、町道の安全対策などが主要なテーマとして浮かび上がった。
特に、宮田雄一議員はエコ・スポいずみの設備問題に言及し、屋内体育設備の多くで隆起が見られると指摘した。社会教育課長の髙橋功一氏は、現場点検の結果として隆起が確認されたことや、今後の対策について説明し、さらなる検討を行うことを約束した。隆起が利用者に影響を及ぼす可能性があることを受け、十分な注意が必要との意見も寄せられた。
また、コロナ禍の影響による子ども会・子育連の活動休止についても問題視された。高齢化が進む中で、地域のつながりが薄れることが懸念され、いかに子ども会を活性化するかが課題であるとされた。社会教育課長は、子ども会の廃止が進む中、今後の対応について協議し、時代に応じた新たな取り組みが必要であると強調した。
さらに、町道の安全対策についても話し合われた。交通量の増加に伴い、特に事故が多発している交差点の危険性が指摘され、警察との連携強化や交通安全対策の実施が求められた。特に、環境センターへの進入交差点の改良についても意見が出され、通行の安全向上が図られることが期待されている。
また、「脱判こ」に関する議論では、千葉市や福岡市などが進める押印廃止の取り組みが紹介され、杉戸町でも今後、オンライン化や業務効率化の取り組みが必要であるとされ、町民サービス向上を図る必要性が強調された。特に、オンライン化に向けた取り組みの進め方や、関連人材の育成についても十分な配慮が求められた。
男女共同参画の視点からの防災対策に関しては、内閣府のガイドラインを参考に、町内での女性リーダーの育成や防災対応における女性職員の活用が重要視された。女性視点の防災策を推進するため、関係機関との連携が必要であるとされ、今後の取り組みが期待される。