令和4年9月5日に開催された杉戸町議会の定例会では、町長の政策に関する一般質問が行われた。
町長の政策に関しては、特に県内トップクラスの学力を目指すことが強調され、すべての子どもたちに学ぶ機会を結果として提供する必要性が訴えられた。町長自身も「知識、思考力、判断力等の総合的な力を育むことが教育の役割」と述べた。
具体的な施策として小中一貫大学の設立が提案され、教育委員会との連携の重要性も挙げられた。町民からの声も反映させ、学校の現場に寄り添った施策が求められている。また、スポーツ施設の拡充が、公約の一つとして含まれており、特に柔剣道場の建設についての要望が具体化されつつある。町長はこの課題に対して前向きに取り組む意志を示した。
一方で、障がい者に優しいまちづくりの一環として、手話言語条例の制定についても言及された。福祉課長は、条例策定に向けた準備が進んでいることを説明し、町民の意識向上を目指すと述べた。
コロナ禍の影響を踏まえた新たな交通政策も課題とされており、特に東武動物公園駅周辺での交通整備が進行中。この中で、利用者のニーズを反映した形でのバスの運行方法や、デマンドタクシーの導入についての検討も求められた。
最後に、国民健康保険税の値上げが何らかの形で進められようとしている現状も語られ、課題や財政面の厳しさが浮き彫りになった。また、新型コロナウイルスの影響での生活困窮者への配慮も必要とされ、福祉の観点からも慎重な判断が求められていることが確認された。