令和元年12月3日に行われた杉戸町議会において、議員らは台風19号による町の被害状況について詳細に質問を行った。
最初の発言で古谷松雄町長は、人的被害の発生はなかったとし、避難者数が960名、住宅の床下浸水がひとつ発生したことを報告した。また、27路線の道路が冠水したことも言及した。これを受けて、議員たちは公共施設の被害状況と対策についての質問を行った。教育次長の赤石二郎氏は、杉戸小学校と西小学校の体育館で漏水があったことを認め、その原因を調査しており、必要に応じて防水工事を行うと強調した。
続いて、一般質問が続き、議員たちは町の防災体制や住民への周知方法についても焦点をあて、特に防災行政無線の利用や、自主防災組織との連携について意見が寄せられた。荻原勝典くらし安全課長は、情報発信の重要性を認識しており、次回の災害時にはより積極的な周知を目指す方針を示した。
さらに、賛成コメントが集まったのは、杉戸町が持つリソースを有効に活用することによる住民満足度の向上に向けた協力体制の構築だ。特に、地元民間企業の知恵を借りて豊かな地域人脈を形成し、全国におけるラグビーの場の設置を進める考えが議論された。
町の今後の防災対策を含め、地域住民の防災意識向上も近くの自治体との連携を通じて図る必要性が示唆された。最終的に、議員たちは今後の住民の避難行動や災害に対する姿勢を強化するための施策を求め、町の安全安心な生活環境の確保を目指すべきと確認しあった。
最後に、町長は住民の生活安全を最優先するとし、今回の防災対策におけるフィードバックをしっかりと行っていくと述べ、議員たちの意見を反映した施策なり対策を適切に実行することで追求していく意向を固めた。