杉戸町議会の定例会が令和4年6月6日に開かれ、アグリパークの活性化に向けた議論が行われた。
町内最大の集客施設であるアグリパークゆめすぎとは、観光や直売所の利用促進へと取り組んでいる。議員からは、過去5年間の来場者数や販売実績に関する質問があり、鈴木花子議員が「昨年度から直売所の売上は6億円を維持している」と述べ、影響因子の調整が必要であると強調した。
また、さらなる活性化を図るための施策についても議論が交わされた。野口俊彦議員が提案したポイントカードやクーポン券の導入の必要性について、田原和明産業振興課長は「経営負担の増加により検討が進んでいない」とコメントした。議会では「コロナウイルス対策をしっかり講じた」との評価もあり、リピーター獲得に向けて特別な努力が求められている。
さらに、図書館サービス計画やコミュニティセンター内の図書室の設置についても議論が交わされた。町民からは減免制度に関する問い合わせや、利用についての期待が寄せられた。教育長よりは「柔軟な考え方で個性を尊重した運営を行う」との方針が示された。具体的には、旧杉戸小学校の跡地にコミュニティセンターと図書室を設け、多世代交流の場とする計画が進んでいる。
その中で、HSP制度への理解も求められる場面があり、健康支援課も対応を予定。今後、町全体で包括的に住民の多様性に向き合おうという姿勢が重要視されている。また、デジタル社会の進展に伴うWi-Fi環境の整備に関しても、各公共施設での実施を検討することが発表され、これにより公共サービスの向上を目指す狙いがある。