令和2年度の杉戸町議会での会議は、さまざまな議題が取り上げられ、特に子ども・子育て支援に関する計画が多数の注目を集めた。新年度に関連する施策の中でも、子ども食堂の運営支援や放課後児童クラブの増設について議論が交わされた。
平川忠良議員は、第2期子ども・子育て支援事業計画についての質問を行った。特に、令和4年度に設置予定の小規模保育事業、令和5年度に計画されている認可保育所について見解を求めた。これに対し、子育て支援課の鈴木聡課長は、施設整備の必要性があるとし、民間による対応を検討していると述べた。
また、放課後児童クラブの待機児童が増加している現状についても言及され、特に第二小学校の中央クラブでは20名の待機児童が出ているが、これに対する柔軟な対応が求められている。教育次長からは、待機児童についての情報も重要視し、環境改善に努めると答弁した。
さらに、子ども食堂やフードパントリーの重要性も浮き彫りになり、特に一人親家庭への支援が重要視された。これに対し、社会福祉協議会との連携を強化し、支援の実施に向けた制度の充実が必要であるとした。
最後に、都市施設整備について、旧南幼稚園跡地の活用に関する進捗状況が報告された。検討協議会が設立され、公園や駐車場の具体的な整備プランを策定する方針である。
情報発信については、SNSを利用した広報活動が重要視されており、より効果的な発信手段を模索する声が上がった。今後のホームページの見直しも視野に入れて、情報の発信力を強化していく必要がある。