令和４年第５回杉戸町議会定例会が令和４年１１月３０日に開催された。
会議では、町の財政見通しや、令和５年度の当初予算編成方針について議論が交わされた。特に、初めての予算編成となる窪田裕之町長について住民からの期待感が高まっている。
一般質問の中で、野口俊彦議員は、今後の町の財政状況や、令和５年度の予算編成方針について具体的な質問を投げかけた。良好な財政指標がある一方で、「財政調整基金からの補填が必要になる状況になる」と伊塚武史総合政策課長は説明した。野口議員は、町の新型コロナや原油価格高騰による影響も懸念されることから、事業執行に充てる財源の確保が重要であり、町税収入に影響がある点も指摘した。
「新しい杉戸への挑戦」をテーマにした予算編成に関し、社会保障関連の経費増についても言及され、「必要な経費の増加にどう対応していくかがカギになる」と強調された。ここで、町長は「財源の確保として国や県の補助金の獲得が大切」と述べた。
また、特に予算の透明性を確保することによって、各会派からの要望に可能な限り対応可能であることも示した。議会から提案された政策によって、健康・福祉、教育、産業、生活環境整備などが円滑に進むよう期待している。新型コロナや生活環境の変化に対応した施策が求められ、多くの住民に充実したサービスを提供する姿勢が重要である。
これらの取組に対して議会では所管事務や政策の重要性、必要性を再評価し、充実させる必要性があると結論付けられた。特に、「次代を担う子育て世代の支援」を基本方針とした移住促進施策など、さらなる高評価の期待が寄せられており、誠実な事業運営が期待されている。杉戸町が直面する地域課題に対し、引き続き地域の声を経済・行政双方でしっかりと受け止め、柔軟に対応していく姿勢が望まれる。