令和3年第2回杉戸町議会で、杉戸町は様々な重要な施策についての進捗と今後の取り組みを報告した。
新型コロナウイルス感染症対策に関して、町は予算を通じて多面的な支援を進めているが、さらなる施策の強化が求められている。特に、健康支援課の知久伸二健康支援課長は、「このコロナ禍では多くの課題が浮かび上がった」と言及し、対応の重要性を強調した。
加えて、町の税収が減少する中、支援策がどのように実施されるかが焦点となる。野口俊彦議員は、「多くの住民や事業者の状況を把握し、どのような支援が必要か調査する必要がある」と指摘した。
また、東武動物公園駅東口通り線整備に関する進捗も報告された。髙橋宏成市街地整備推進室長は、用地交渉が進展しており、既に約3割が契約済みと述べた。更地の利活用については、町内のキッチンカーやイベント利用を検討していることが伝えられた。また、旧杉戸小学校跡地の活用計画についても、株式会社URリンケージとの契約に基づく動きが続けられている。
一方で、地域活性化の観点から、古利根川の活用も進められ、カヌー体験イベントが行われたことが評価された。新井友和商工観光課長は、地域資源を活用した水上アクティビティが進展したとし、今後の展開を期待している。さらに、地域経済の復興に向けても町の支援策の必要性が提起された。
町長の古谷松雄氏は、全体的な進捗を鑑みて「夢の実現に向け、一生懸命取り組んでいる」と述べ、会議を通じて住民の意見を尊重した施策の推進を約束した。議会は今後も進捗を注視し、町民の期待に応える形で進められていく見込みだ。