令和3年3月5日、三芳町議会では第2回定例会が開かれ、様々な議題が議論された。特に、細田三恵議員の一般質問が注目を集めた。細田議員は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う経済的困窮の恐れについて懸念を示し、自治体の対策を問うた。彼女は、飲食店や多くの事業者が直面している苦境について言及するとともに、基本的人権に反する施策への懸念も表明した。多くの議員からは、保育や教育についての現状が報告され、特に学童保育室や子供たちの未来に対する見解が交わされた。
出席した議員は、新型コロナに対する不安や、災害時における防災計画について意見を交わし、町行政の今後の方針について意見が分かれた。先日実施された調査について報告され、保護者からは高額な子供の教育費軽減を求める声があった。議会では、小学校の給食制度、医療費の助成、加えて補聴器の助成など、多岐にわたる施策について話し合われた。
また、保育園の現状についても触れられた。保護者や子供が感じるストレスや、経済的な課題も深刻であることが確認された。特に、家庭保育室の利用や、地域支援団体の活動が子供や家族を支えている実態が示された。設置される新たな公共施設は、全住民にとっての安全で便利な拠点となるよう、地域の意見を尊重しながら進める必要があるとの意見が相次いだ。
最後に、公共施設マネジメント計画が議題に上がり、長期的な視点での施策検討について国の関連施策に依存するのではなく、町独自の判断が期待されるとの認識が示された。これら各議題において、終始住民の意見を重視した形で進むべきとの公意が貫かれた。今後も、町民が安心して暮らせるための施策が着実に実施されることが求められている。