令和元年の宮代町議会定例会が開催され、様々な問題に対する議論が行われた。特に注目を集めたのは、投票率の向上や受動喫煙対策、食品ロス削減の取り組みである。
町の投票率は年々低下傾向にあり、特に最近の県議会議員選挙では無投票となった。この状況に対し、選挙管理委員会は投票率を向上させるための施策を模索している。市民にとって身近な存在である投票所の設置や、移動期日前投票所の導入が検討されるべきと意見が挙がった。同時に、18歳からの投票権行使を促進するための施策も求められる。
また、受動喫煙対策については、公共施設の敷地内禁煙が施行され、多くの自治体がその対策を進めている。ポイ捨ての問題も含め、環境美化のための啓発活動が重要であるとの認識が示された。特に、たばこの吸い殻が放置されないよう、啓発看板やポスターが必要であるとの意見も多かった。
食品ロス問題に関しては、町として様々な取り組みが行われており、特に学校給食においては、残菜の減少が見られる結果が報告された。フードドライブの考え方にも賛同の意見が集まり、地域の期待と課題が共有された。
まちづくりマスタープランについては、国や県との連携が重要であるとの見解が示された。特に、圏央道の整備が進む中で、宮代町の位置付けや未来のビジョンが問われている。今後、町がどのように地域住民と連携し、未来のまちづくりを進めるかが重要な課題である。
最終的に、移転予定の和戸郵便局についても、地域住民の意見を尊重した適切な対応が求められ、郵便局の利便性を高める努力が継続される必要性が指摘された。