令和6年3月議会において、進修館駐車場の長期不法駐車に関する問題が再度取り上げられた。不法駐車は令和2年10月から令和3年3月まで続き、黒色のセルシオが約半年間放置されていた。担当課からは、警察に相談したが、責任者に連絡が取れず、最終的には町からの対応が遅れたことが指摘されている。これに対し、町長は、顧問弁護士に相談した結果、損害賠償請求は行わないと述べた。
議員は、この経緯について町長がどのように考えているかを問うたが、町長は過去の判断を踏まえたものと答えた。さらに議員は、日常業務を超えた対応が求められたにもかかわらず、事実上の放置があったことを非難した。町長は、その業務の引き継ぎや経過について詳細を説明したが、町の説明責任には不充分であるとの意見が多かった。
次に、台風19号や能登半島地震などの教訓から、災害時のトイレ対策の重要性が議論された。町では、非常用簡易トイレを3万回分備蓄しているが、住民への周知が不足しているとの指摘があった。井戸水や河川水の利用についても、注意喚起が必要であるとの意見が出た。
さらに、フードドライブの取り組みについても議論され、寄附の実績や必要性について現状が把握されていないことが課題として浮上した。また、町内スーパーとの連携を促進し、地域住民への支援を充実させる必要性が強調された。
最後に、蜜月取引の疑念が生まれた空き店舗やチャレンジショップの運営についても問題提起された。店舗の活用による町の活性化が求められる一方で、適切なサポートや情報提供が必要であることが再確認された。また、財政力の低下も大きな問題として捉えられ、具体的な見直しや政策の検討が求められた。