令和2年第1回宮代町議会定例会が、3月2日に開会した。
町長の新井康之氏は冒頭、全国的に新型コロナウイルスの感染者が増加している現状を強調した。特に、自治体としての対応を強化し、2月21日に設置した対策本部を通じた取り組みについて報告した。
また、今年は第4次総合計画の10年を迎え、新たな第5次総合計画にスイッチする年であることも言及した。これに際し、地域の魅力をさらに高めるための施策を進めていく考えを示した。
議会では、議長選挙が行われ、田島正徳議員が選出された。選挙の結果では、田島議員が12票を獲得し、次点の丸藤栄一議員が2票だった。田島議員は、議長に就任するにあたり、「議会を円滑に運営するため誠心誠意努めてまいります」と述べ、議員の協力を求めた。
続いて副議長選挙が行われ、小河原正議員が選出された。小河原副議長は、「町の発展のために取り組む所存です」と意気込みを示した。両議員は、議会運営を支えていくために緊密な連携を図る意向を伝えた。
また、常任委員や議会運営委員の選任も行われた。常任委員会の委員長には、丸藤栄一議員、福祉産業委員長には西村茂久議員がそれぞれ選任された。議会運営委員会の委員長は角野由紀子議員が就任することが決定した。
さらには、久喜宮代衛生組合議会議員、広域利根斎場組合議会議員及び埼玉東部消防組合議会議員の選挙が行われ、各組合の議員が選任された。
最後に、新井町長は提案した議案第17号について説明し、監査委員の選任に関する同意を求めた。この議案はすべての議員の賛成によって承認された。
新型コロナウイルスの感染防止対策として、議員や執行部がマスクを着用することが規定された。議会運営においても、様々な配慮がなされていることが確認された。議会は無事に散会した。