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令和6年度宮代町一般会計予算14億増、討論は白熱

新年度予算が可決される中、戦争国家化に対する懸念や子育て支援策の拡充など、様々な意見が交わされた。
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令和6年第1回宮代町議会定例会が、2023年3月29日に開かれた。今回の会議では、2024年度の予算案に関する重要な議題が多く扱われた。特に、一般会計予算に関する議論が活発だった。これに対して賛成意見と反対意見がそれぞれ示され、様々な視点からの討論が行われた。

議案第20号に対して、予算特別委員会の土渕保美委員長は、令和6年度の一般会計予算総額が129億7,800万円であることを説明し、前年度比で14億5,800万円、12.7%の増加であると報告した。反対意見を表明したのは丸藤栄一議員であり、反対討論の中で国の2024年度予算の問題点を指摘した。特に軍事費が過去最大に達し、国民生活が圧迫される状況を強調した。

一方で、賛成派からは泉伸一郎議員が発言し、予算に含まれる子育て支援策や防災力強化策を評価した。特に小中学校体育館へのエアコン設置や、こども医療費の助成拡大は大きな前進であると述べた。これに対して反対の議論も続き、特に教育費が物価の高騰により負担を強いていることについて厳しい意見もあった。

次に、国民健康保険特別会計予算については、やはり丸藤議員が反対討論を行った。国民健康保険税の負担増加が加入者に与える影響を説明し、一般会計からの支援が必要と述べた。賛成意見の報告もあり、土渕保美委員長から全員賛成での可決報告がなされた。

介護保険会計予算では、反対の立場から丸藤議員が、介護保険料の引き上げが物価高騰で苦しむ高齢者に対して負担を増やす結果になっているとの議論をした。これに対して賛成意見も出され、介護従事者の環境を改善する施策が評価された。

最後に、請願第1号の「宮代町市民参加条例の市民提案の拡充を求める請願書」が議題に上がった。市民参加をもっと促進すべきとの呼びかけに対し、町長への手紙などの別の手段が既に存在すると反論され、討論は白熱した。この請願は最終的に不採択とされた。

このような議論を経て、宮代町は予算案を採決し、令和6年度も様々な施策を実施することを決定した。町長の新井康之氏は、今後も全力で町民の生活向上を目指していくと述べた。

議会開催日
議会名令和6年第1回宮代町議会定例会
議事録
タイトルの評価議案や請願の内容について多角的に検討され、反対意見や賛成意見がバランスよく反映されているため。
説明文の評価概要が明確に示されており、重要な議論点と決定事項が含まれているため。
本文の評価討論内容が詳細に記載されており、予算案の背景や議員の意見が適切に反映されているから。

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