令和4年3月28日に行われた宮代町議会の定例会では、予算案が多く審議され、重要な決議が行われた。
まず、議案第19号、令和4年度宮代町国民健康保険特別会計予算について、予算特別委員会委員長の川野 武志氏が報告した。内容は、採決の結果、賛成多数により原案通り可決された。
株式会社長野コウキン埼玉支社の中小企業向け独自支援により、町では、金子正志議員が反対討論を提出した。反対理由は、国民健康保険被保険者の急激な収入減に伴い、均等割の廃止が不可欠であるとの考え方である。賛成意見を提出した委員がいないため、結果として賛成多数による可決となった。
次に、介護保険特別会計予算についても、川野委員長の報告によると賛成多数で可決した。山下 秋夫議員が反対討論を行う中で、必要な介護サービスの確保や重い保険料の是正が求められる現状が指摘された。これに対し、塚村 香織議員など賛成派からは、介護事業への予算が確保されたことが評価されている。結果としても原案が可決されている。
そのほか、後期高齢者医療特別会計予算、特に高齢者への対応と医療保障のあり方が議論された。ここでも山下議員が強く反対する中で、意見の相違も見られたが、最終的に賛成多数で可決されている。