令和3年第5回宮代町議会定例会が開催され、様々な重要な議題が取り上げられた。特に「スクール・サポート・スタッフの配置について」の議論が注目される。町教委は、昨年度542万円の予算で教育支援を試みたが、今年度は予算の不透明さから配置を見送る形となった。教職員や保護者からの要望もあり、今後の配置確保が期待されている。
次に、デジタル化の進捗状況も報告された。宮代町は1人1台のタブレットを導入し、プログラミング教育の連携を強化してさまざまな学習機会を提供している。しかし、ネット上のトラブルに対する対応や、長期欠席の児童への学習支援の課題も残っている。
さらに、食品ロス削減に向けた取り組みの一環として、社会福祉協議会がフードドライブ事業を実施。住民や企業からの協力をもとに、集まった食品の配布が行われており、その活動は広がりを見せている。
また、今後の友好都市構想についても議論された。町は具体的な候補地を探し、交流活動を通じて新たな文化や経済のつながりを持つ考えが示された。
都市計画税に関する議論では、現在、宮代町が税を設定していること、周辺市町との比較も行われた。一部住民から不公平との声もあり、税率の見直しを求める意見が寄せられた。町長は、その必要性を検討する考えを示した。
最後に、都市計画道路新橋通り線の進捗報告もなされ、用地買収や橋の整備など、今後の整備スケジュールが計画されていることが伝えられた。地域の発展と住民生活の向上に寄与するこれらの取り組みは、町の明るい未来に向けた重要な要素であり、さらなる進展が期待されている。