令和2年第4回宮代町議会定例会が2020年8月27日に開会した。
議長の田島正徳氏が議事を開始し、議事日程及び諸般の報告が行われた。
議事日程には会議録署名議員の指名、会期の決定、行政報告、決算特別委員会の設置、議案第42号の上程が含まれている。
特に、会期の決定については、議会運営委員会の委員長である角野由紀子氏が詳細を報告した。今定例議会では、執行部提案の案件が22件で、意見書や請願も含まれることが確認された。
角野氏は、町の運営に関する多くの議案を上程し、意見書の可決を求めた。
また、議案第42号について、町長の新井康之氏は令和元年度宮代町一般会計歳入歳出決算の認定を求めた。令和元年度の決算は、歳入が合計で107億7,712万6,216円、歳出が102億2,754万8,827円と報告された。歳入においては前年より増加し、歳出も同様に増加しているが、歳入と歳出の差引残額は約5億4,957万7,000円となっている。
市民に対する影響も大きい決算に関して、町議会では慎重なる審議が求められた。
議案には、町の財政の健全化に関する報告も含まれており、特に財政健全化判断比率についての議論が注目を集めた。町長は、実質赤字比率や将来負担比率など重要な指標について説明を行い、健全化への取り組みを再確認した。