令和元年第2回宮代町議会定例会が5月30日、議会議場で開会した。
出席議員は13名、定足数に達し、議長の中野松夫氏が議事を開始した。
初めに、議長が本日の議事日程を報告し、諸般の報告を行った。議長は、先日開催された第21回町民と議員との議会懇談会について、出席した議員に感謝の意を表した。
その後、会議録署名議員の指名が行われ、金子正志氏と小河原正氏が選ばれた。次に、小河原 議会運営委員会委員長が会期の決定について報告した。
会期は30日から6月11日までの13日間と決定し、日程に応じて各議案の審議が進められる。
次に、町長の新井康之氏が行政報告を行った。報告の中で、新井町長は、今議会には合計12件の案件が提案され、専決処分や条例の改正、一般会計補正予算が含まれていると述べた。また、6月から始まる各種健康診査や新しい小規模保育所のオープンについても言及した。
特に注目が集まるのは、森林環境譲与税基金条例についての議案である。新井町長は、この条例を設置することで公共施設の木質化を進める計画があると強調。議会からの了承を求める姿勢が見受けられた。また、介護保険条例の改正では、低所得者世帯への軽減措置が拡大されることが報告され、地域福祉の向上を図る意義についても触れた。
さらに、町長は、今年度から実施予定の幼児教育・保育の無償化に関する施策についても説明した。これに関連する補正予算が提案され、詳細は後日改めて説明される模様である。
その他の議案においても、土地区画整理事業に伴う町道路線の廃止や認定、損害賠償の額を定めることについて等、様々な議案が提起され、活発な意見が交わされた。議会運営が順調に進んでいることが示された。
議案の詳細な討議は次回の会議に持ち越されるが、各議案に対して賛成意見が多く寄せられているようであり、今後の展開が期待される。